宮部みゆきが面白い

最近、知り合いから頂いた本を頂いたのですが、
その中に自分では絶対に買わないような本が入っていました。

それが、
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ぼんくら(上・下)
日暮らし(上・中・下) 

の5冊。
ジャンルは“時代ミステリー”ということになるようです。
作者の宮部みゆきさんは、最近本屋でもよく見かけるので名前は知っていたのですが、
読んだことはありませんでした。
まして、普段時代物を読まない自分にとっては、なかなか手を伸ばすことのないジャンルです。

しかし、それが読んでみると実に面白い。
ここ最近読んだ小説の中では、圧倒的なスピードで読破してしまいました。

ネタバレしない程度に雑感を書くと、

江戸を舞台にして、様々な事件が起こるのですが、ひとつひとつの事件が
緻密に結びついた結果、とても壮大な世界観を構成している。

そんな印象を受けます。

また、一人ひとりの人物設定が実にユニークで
愛すべき登場人物が沢山出てきます。
中には少し現実離れしたような設定もあったりするのですが、
それでも全体としてはきちんと地に足のついた話になっており、
本当に実在した話(人物)なんじゃないだろうか?
と思ってしまいます。

自分の生きている時代(=現代)を舞台にしたミステリーだと
そこで起きる事件も、どこか現実的な視点で判断してしまいがちですが、
自分の生きていない時代を舞台にしていると
全てが、“あったようなこと“として飲み込めるので、
とても新鮮な面白みを感じることができました。

しばらくはまってしまいそうな予感がしています。

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