銀座ヤマハのコンサートサロンに
クラリネットの同級生である
がデュオで出演するということで聴きに行って来たのですが
とても素晴らしいコンサートでした。
イベール/
2つの間奏曲
三善晃/
彩夢
ルイージ・バッシ/
ベッリーニの歌劇『夢遊病の女』の主題による
グラン・デュエット・コンチェルタント
の3曲。
どれもクラリネットデュオの魅力や二人の音楽の魅力を
充分に感じることのできる選曲でした。
イベールは、
一音目が美し過ぎて、鳥肌ものでした。
なんだか、ちょっと泣きそうになりました。
曲を通して、エスニックな空気を持ちつつも
耳に馴染みやすい旋律が多くとても心地よい曲です。
三善晃は、5曲から成る組曲で
ピアノを含まないクラリネット2本のための作品です。
現代音楽のデュオということで
ニュアンスを揃えたりアンサンブル的にも
とても高度なものを要求されたと思うのですが、
こちらも、それを感じさせない素晴らしい演奏でした。
最後の夢遊病の女は
当時、民衆にとって敷居が高かったオペラの魅力をギュッとまとめて
地方で演奏するために使われた曲なんだとか。
動画サイトで少し前に流行した「忙しい人のための…」みたいな感じですかね。
EsクラとBクラの2本にピアノを加えた三重奏でしたが、
クラリネットには終始、超絶技巧が現れ、
まさに息をもつかせぬ演奏でした。
この二人のデュオは
今回のコンサートで初めて聞きましたが、想像以上に素敵なデュオでした。
二人の音色感とか、
色々なものが要素になっているのだとは思いますが、
単純に二人の音楽性やアンサンブル能力
あっての質の高い演奏だったように思います。
その演奏に舌を巻くと同時に、
最近の自分が甘えてたんではないかと、いい意味での刺激をもらいました。
素晴らしい同級生に改めて感謝したいと思います。
最近は、なかなか同級生のソロを
聴く機会がないですが、聴ける時には極力足を運びたいと思います。