ユーフォニアム奏者安東京平さんの
コンサートを聴きに。
ユーフォニアム奏者のマスターピースでもある
ホロヴィッツのユーフォニアム協奏曲
をはじめ、スティーブンスのコンチェルトや
無伴奏のブルーレイクファンタジー
さらには安東さんが同級生の
ジャズ作曲家狭間美帆さんにに委嘱された曲まで
安東さんの演奏には、常に安東さんの音楽があります。
ご本人がやりたい音楽や表現を
楽器を通していかんなく表出する。
それが安東さんの演奏だといつも感じます。
もちろん安定した技術も素晴らしいのですが、
それ以上に印象的だったのが、
圧倒的なブレスによる楽器の鳴りやフレーズの長さでした。
安東さんの確固たる表現はそうした安定したブレスに支えられている
ということを強く感じました。
そして、安東さんについてもうひとつの特筆すべき点は、
その人間性の素晴らしさだと思います。
実際に話してもその人柄の豊かさを感じることができるのですが、
特に今日のコンサートでは、
共演者=ピアニストに対してのリスペクト
を決して忘れない姿が
素敵だなと思いました。
そうした安東さんの豊かな人間性が、
安東さんと音楽には色濃く反映されていると思います。
昨日に引き続いてとても楽しい演奏会でした。
昨日の演奏会についてはこちら
→クラリネットパラダイス