金管アンサンブルの2つの魅力~下倉ドリームコンサート~

スポンサーリンク

下倉楽器主催の、『下倉ドリームコンサート』を聴きに行ってきた。

image

会場は、御茶ノ水の下倉楽器のすぐ側にある明治大学アカデミーホール
初めて入ったが、とてもきれいで立派なホールだった。

2部制になっているコンサートの前半は、金管奏者12名による演奏会だったのだが、
トランペット・トロンボーン・ホルン・チューバというスタンダードな編成の中に
ユーフォニアムが入っていたのはとても嬉しかった。

そしてそのユーフォニアム奏者は東京佼成ウインドオーケストラの岩黒綾乃さん。

岩黒さんとは、直接会って話をさせて頂いたことも、レッスンをしていただいたこともあるのだが、
音楽家としても人としても本当に素敵な方である。
音色・音楽性・技術どれをとっても“一流”なのに、いつも謙虚な姿勢を忘れない。

きっと岩黒さんのことを嫌いな人はいないだろうな。
と思うような方である。

さて、演奏会の話に戻ろう。
今日の曲目は12人全員によるアンサンブル曲あり、それぞれの楽器をフューチャーした曲あり、
と聴き応え充分の内容だった。

下倉楽器主催ということもあり聴きに来ているのは中高生が多かったのだが、
こんなすばらしい演奏が身近で聴くことができるとは、都内の学生は本当に羨ましい。

せっかくなので、この機会に、金管アンサンブルの魅力について2つほど挙げてみたいと思う。

1.ダイナミックなサウンド

なんといっても金管楽器の魅力のひとつが“音量”である。
正確には“音量の幅”ということになるのだが、他の楽器に比べて圧倒的なフォルテ(強奏)の音量があることは
やはりこの楽器のアンサンブルにとって大きな武器になる。
圧倒的な音の波に包まれているような感覚はとても心地が良い。

2.ユーモアあふれるステージ

金管楽器奏者にはユーモアのあふれる人、面白い人が多い。
だから、そんな人が集まるとステージにも遊び心が出てくる。
今日のコンサートにもその遊び心が発揮されて会場全体の空気が和む場面があった。

そして、そのことをよく表している団体をひとつ紹介したい。
世界的なトランペット奏者ハンス・ガンシュが率いるムノツィルブラスである。

演奏だけをとっても、それはもうぐうの音も出ないほどに上手いのだが、
ひとたびコンサートになると、
歌い出したり、動物の物まねをしたり、リコーダーを鼻で吹いたり…
と、至る所に笑いの要素を盛り込んでくる。
そして、そのひとつひとつのクオリティも驚くほど高い。

こんな一見するとお遊びのようなことを本気でやって、お客さんを楽しませようとするあたりは
やっぱり“金管奏者”の性格なんだろうと思う。

と、個人的に感じる金管楽器(と奏者)の魅力を少しばかり語らせていただいたが、
もし金管アンサンブルを聴いたことがない方がいたら生で聴いてみて頂きたい。

いずれにしても、久しぶりに文字通り“浴びるように”金管の音に浸ることができて、 
とても充実した一日だった。 

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする