「アーノルド・ジェイコブスはかく語りき」より
車を運転するときには、細かな部品が互いに組み合わさって運転される。
話をするときも、とても高度な筋肉がつかわれている。
車を運転するときにいちいちボンネットを開けないように、
話をするときに言葉の発し方について考えないように
楽器を吹くときも、身体的なことをひとつひとつコントロールしようとしてはならない。
ただハンドルを切るように、
ただ話す内容について考えるように
ただするべき音楽について、出すべき音についてのみ考えていればいい。
言い換えれば、何かを達成したいときには、その完成系をイメージできるかどうかが大切だともいえる。