【吹奏楽指導】年代別吹奏楽指導のコツ

リンクユニット




この夏もおかげさまで多くの学校に携わらせて頂いております。

仕事の特色上、
小学生、中学生、高校生
とあらゆる世代の子供たちに
楽器や音楽について教えることがあるのですが、

最近になって、教えるときの違いを意識するようになってきました。
(今までも無意識には意識をしていたと思うのですが。。。)

今回はそれぞれの年代について、
“楽器・音楽指導”という観点でまとめてみたいと思います。

小学生

管楽器を始めるのは小学4年生からが多いので、
小学校4~6年生対象の話ということになります。

小学校高学年とはいえ、そこはやっぱり小学生なので教える時はとても気を使います。

1.言葉遣い 
中学生・高校生と同じ内容を教えるのにもかなり噛み砕いた言葉で伝えます。
 
2.集中力
集中力が切れるのが早いので、「切れたな」と感じたらすぐに休憩を入れます。
時間が限られているときは、会話などもできるだけ織り交ぜて、
楽器に対して新鮮な気持ちを常に持って練習できるように心がけます。

逆に、集中力さえあれば飲み込みが早いのもこの年代の特徴なので、
いかに楽しみながら集中力を保たせるかに重点をおきます。

3.体格
特に女子生徒などは体も小さいので、楽器を構えることで無理な姿勢になったりしないように気をつけます。
また、まだ身体ができていない年齢なので、必要以上にフィジカル(身体的)な話はしません。

“息”という管楽器指導の最重要ポイントについても、
できるだけわかりやすいイメージで伝えるよう心がけます。 

4.目標
まずは、とにかく楽器を吹くことの楽しさを伝えられるよう意識します。
「楽器吹くの楽しい!」と子どもが思ってくれれば、あとは勝手に上手になってくれるので、
楽器を無理なく吹けるようにという点と、
うまくなりたいと思ってくれた時に、
上手くなるにはどういう基礎練習を続ければいいかという点
をレッスンでは伝えます。 

5.まとめ
何かを教えるというよりも、“子ども自身に気づかせる”ということが大切な年代だと思います。

中学生

1.年齢
この年齢は学校によっても、生徒一人ひとりによっても、
とにかく雰囲気や楽器に対する姿勢が異なるので、
その辺りをうまく見極めてレッスンします。

2.やる気

意欲的な学校(生徒)であれば高校生と同じような内容でも大丈夫ですが、
決してそうとは言えない学校(生徒)の場合は前述した小学生と同じようなスタンスのレッスンをします。

ただ、どちらの場合も“厳しくするところは厳しくする”という点が小学生とは異なります。
これは音楽的にというよりも、その他の態度やレッスンを受ける姿勢についてです。

3.基礎練習
中学生には基礎練習のやり方を重点的に教えます。
いろいろな基礎練習のパターンも提供します。
この時期に基礎練習がしっかりとできると、ぐっと伸びる印象があります。

4.奏法
奏法も小学生より安定してくるので、
改善する点がある生徒は改善します。
逆に上手く吹けている子は、一般的な高校生よりも上手に吹いていたりします。
そういう生徒は向上心も強いことが多いので、
本人の自尊心をくすぐりながら、少し難しい基礎練習のパターンを教えたりします。

 5.まとめ
この年代は“吹けなくて悔しい”という気持ちを上手く利用することが、
レッスンを進める上で有効だと思います。

高校生

1.礼儀
高校生とのレッスンは、大人と同じように接することが多いです。
最低限の礼儀についてはできていないと注意することもあります。

2.体格・奏法
男女問わず身体が安定してくるので、楽器を構える姿勢のことに加えて
ブレスのことや、奏法的なことも専門的に説明します。
 
3.曲
曲をレッスンをしていると、意外と高校生でも“棒吹き”をしてしまう生徒が多いです。
センスがありそうな子には「もっと歌って」の一言も有効なのですが、
そうでない子がほとんどなので、
フレーズの作り方・音楽の基本的なもって行き方などについても説明します。

4.年齢
高校生になると、ある意味での力の差(限界)みたいなものも見え始めます。
もちろん、やれば伸びる生徒については、その部分を指導するのですが、
高校3年生を7月ころにレッスンしたりする時には、
ある程度、奏法的な部分が本人の中で確立されてしまっているので、
あまり大々的に修正する時などは、かなり慎重にアドバイスします。

5.まとめ
高校生ともなるとほとんどの生徒において、
“自分の意思”がはっきりしてくるので、そこを尊重しながらレッスンします。 

と、ひとつの世代について、5項目ずつ挙げて書いてみました。
書きながら、自分がこうやってレッスンしているんだなと気づく点がたくさんあります。

いずれにしても対象の年齢が違うので、
どの生徒に対しても、生徒の年齢に合ったレッスンができるようになりたいと思います。 

それぞれの世代のレッスンに悩んでいる方の参考になれば幸いです。 

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